6月4日(木) 和歌山県ダイワロイネットホテル和歌山にて、近畿ブロック浄土宗青年会の総会ならびに研修会が開催されました。
奈良浄青からは13名が参加しました。
総会では前年度事業報告・会計決算報告がなされ、第24期役員は石橋圭示理事長のもと、その任を終えました。
続いて、兵庫教区柴田大船上人を新理事長として第25期役員が発足し、令和8年度の事業計画案・予算案が提出、承認されました。
研修会では、3名の先生のご講義を拝聴いたしました。
研修①「未来につながるジャイアントパンダの子育て」
アドベンチャーワールドにて元ジャイアントパンダスタッフを務められていた、中谷有伽先生よりご講演をいただきました。
講演では、ジャイアントパンダの食性や特性をはじめ、飼育現場の裏側にあるご苦労なども交えながら、貴重なお話をお聞かせいただきました。
最後に先生は、パンダについて多くの人に知ってもらうことが、パンダの未来につながると締めくくられました。
研修②「盗まれる仏像―現状と対策―」
奈良大学文学部文化財学科教授であられる大河内智之先生よりご講演をいただきました。
大河内先生は、もともと和歌山県立博物館の学芸員として、仏像や神像に深く関わってこられました。講演では、近年の仏像盗難事件の現状について、実際に関わられた事例を交えながら詳しくお話しいただきました。
盗難に対しての最も大切な対策は、どのような什宝物があるかを把握しておくことであるとお示しいただきました。また、過疎化や高齢化は避けがたい問題であり、行政や住民のサポート、地域内外との結びつきが重要であるとお話しくださいました。
研修③「證空上人の思想と生涯」
京都西山短期大学学長であられる加藤善朗先生よりご講義をいただきました。
前半では、いくつかの書物をもとに、法然上人の思想について改めて紐解いていただきました。
後半では、證空上人の思想と生涯についてお話しいただきました。
法然上人の愛弟子であった證空上人は、後に當麻寺の「當麻曼荼羅」に出会われた際、まさに観無量寿経の世界を目の当たりにし、
「先師上人に逢えるがごとく、また元祖大師に謁するがごとし」
と述べられたそうです。
法然上人が三昧のなかで観じられたお浄土と同じお浄土を、當麻曼荼羅を通じて目の当たりにされたからこそ生まれたお言葉であり、長きにわたり法然上人のおそばで、同じお浄土に眼差しを向けてこられた證空上人だからこそのお言葉であるように感じました。








