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  • 近ブロ浄青親睦交流会 於 瓦道

    近ブロ浄青親睦交流会 於 瓦道

    12月10日、時期にしては暖かな陽気の中、近畿ブロック浄土宗青年会の親睦交流会が行われました。今回は奈良教区が企画担当ということで、近畿一円の青年会の皆さまをお迎えいたしました。80名近いご参加をいただき、共にひと時の楽しい時間を過ごしました。奈良教区の会員は25名が参加しました。

    奈良市内にある瓦工房「瓦道」さんを訪問しました。大寺院や城郭の瓦も手掛けておられる古くからの瓦工房で、鬼瓦や鯱など多数の型が保管されていました。瓦の主な役割は防炎であったなど興味深いお話もお聞かせいただきました。
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    最近では瓦の素材を用いた雑貨や小物、また一枚起請文や般若心経が彫られた瓦も作っておられるそうです。
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    ミニ鬼瓦作りを体験させていただきました。こぶし大の粘土を雌型に押し込みます。その後、裏側に願文などを自由に彫ることができます。童心に還って土とのふれあいを楽しみました。
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    引き続き、仏師・仏像修復の専門家であり浄土宗僧侶でもある吉水快聞師をお招きし、阿弥陀仏像の変遷と仏像の保存修復についてご講演をいただきました。仏像の基本的な造り方をはじめ、歴史的文化的な影響を受けながら、どのように表現方法が変わっていったのかを詳しくお聞かせいただき、知ったつもりでいた箇所を随分と補っていただきました。また修復に関しても実例を交えながら、修復の際に仏師さんが抱える苦悩もお話しいただきました。私たちが守らねばならないものの大きさに改めて気がつかされました。
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    日も落ち、場所を奈良ロイヤルホテルの一室に移して懇親会を設けました。谷口近ブロ浄青理事長のご挨拶に始まり、他教区の皆さまとのますますの親睦をはかりました。
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  • 近ブロ浄青 第37回総会・第48回研修会 於 ANAクラウンプラザホテル神戸

    近ブロ浄青 第37回総会・第48回研修会 於 ANAクラウンプラザホテル神戸

    5月20日、ANAクラウンプラザホテル神戸にて近畿ブロック浄土宗青年会の第37回総会ならびに第48回研修会が行われました。奈良浄青からは24名が参加しました。
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    第37回総会では平成26年度の事業報告・決算報告が行われ、平成27年度の事業計画案・予算案が承認されました。前年度からの懸案事項であった会費の値上げについても、執行部議論の末、現時点では据え置きという結論になったことが報告されました。谷口理事長の二年目の活動がスタートしました。
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    総会に引き続いて第48回研修会となり、3名の講師をお招きしお話を拝聴しました。

    【研修①】
    浄土宗僧侶のあり方を考える ~『蓮門住持訓』を手がかりとして~
    大正大学非常勤講師 郡嶋昭示師

    江戸時代中期から後期にかけて成立した『蓮門住持訓』をもとに、現代の浄土宗の僧侶がいかにあるべきかをお話しいただきました。昨今、僧侶に対する社会の目はますます厳しさを増しているが、『蓮門住持訓』が著された江戸中期も比較的豊かな時代であり僧侶のあり方に疑問が抱かれていたのではないか―という推察のもと、『蓮門住持訓』の概要をご紹介いただきました。現代でも色あせることのない正論であり、同時に耳の痛い内容でもありました。その上で『蓮門住持訓』は、これらの訓戒を与えられ守らねばならない立場にありながら、それができない自分である―浄土宗僧侶に凡夫の自覚を促すための書物である。『蓮門住持訓』の受け止め方の一つをご講義いただきました。
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    【研修②】
    英霊公葬運動から見る戦争と宗教の問題
    埼玉大学教養学部准教授 一ノ瀬俊也師

    戦後70年を迎える中、憲法改正をはじめとした平和とは何かを考える機会が多くなっています。日本近現代の戦史を専門にされている一ノ瀬師より、戦死者の葬儀が人々の戦争に対する意識にどのように影響を与えていたかという視点からお話を頂きました。葬儀の意義には大きく宗教的意味と社会的意味の二つがあり、僧侶を含め宗教者が主に関わるのは宗教的意味になります。戦時下では人々の意識を戦争協力へ向けるための場の一つとして戦死者の葬儀がありました。戦死者の栄誉を称え、相手国への敵愾心を煽り、遺族の悲しみを抑える―戦死者の葬儀を盛大に行うことで、人々の意識は大きく変わったということです。僧侶の中でも葬儀のあり方が常に議論されますが、宗教的観点は当然ながら社会的観点の切り口をもつことが、現代の葬送儀礼にある問題解決のヒントの一つになるのではないかと考えさせられました。
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    【研修③】
    聖地ブッダガヤで体感する仏教
    インド仏心寺を支援する会理事 清水良将師

    兵庫教区神戸組安養寺の所属であり浄土宗青年会の現会員でもある清水師は一年の半分をインドのブッダガヤで過ごされています。清水師はブッダガヤの仏心寺という無宗派の寺院を護持しながら、現地の人々の支援や宿坊の管理をなさっています。ブッダガヤを訪れる人々との交流から感じる日本の僧侶のあり方や、現地に根付く仏教精神を体験談を交えてお話いただきました。仏心寺を訪れた旅行者の様子や変化のエピソード、彼らからのアンケート結果もご提示いただき、切に仏教に触れたいと願う若者の生の声に、僧侶のあるべき姿について考えさせられました。
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  • 近ブロ浄青会員親睦交流会② 於 神戸

    近ブロ浄青会員親睦交流会② 於 神戸

    前半はこちら→http://narajosei.info/archives/2308

    3番目に参拝したのは天台宗の能福寺です。奈良の大仏(東大寺)・鎌倉の大仏(高徳院)と並んで日本三大仏として知られる兵庫大仏をお祀りするお寺です。街中に突如としてそのお姿が表れます。
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    廃仏毀釈運動の中、篤信の人々の努力により建立された一代目の大仏は戦時下の供出に遭い、今は二代目の兵庫大仏だそうです。いずれも厳しい向かい風の中に発願された大仏です。付近には平清盛公が築かれた大輪田泊跡があり、境内には清盛供養塔が建てられていました。

    最後に脇浜の阿弥陀寺にお参りしました。配流中の身であった法然上人の教化を受けた法入大徳が開山上人です。
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    今は埋め立てが進んで住宅地となっていますが、当時付近は浜辺のすぐ近くであったそうで、法然上人がこの地を去られる際に浜辺に松の枝を三本差されます。その後、赦免された法然上人が帰京される時には、その松は大樹となり同時にお念仏の信仰もこの地に深く根付いていたということです。現在は五代目となる松が境内に植えられており、法然上人のお念仏の教えとともに現代まで生き続けています。
    ご本尊は三尊一体(御尊顔は阿弥陀如来 御身体は観音勢至菩薩)という大変珍しい阿弥陀如来立像です。まらその響きで六甲山の人々までをお念仏信仰に導いた山越えの鐘が寺宝として護られています。
    平成七年の阪神淡路大震災には本堂が倒壊しましたが、法然上人像は無傷のまま再建された本堂に安置されています。復興の際に必要に応じて無料の託児所としてはじまった「みのり保育園」の子供たちに見守られながらしばしの間お念仏をお称えいたしました。

    バス参拝ののちはグランドパレス神戸の一間にて懇親会が行われ、ひと時楽しい時間を過ごしました。
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