奈良浄青 研修出雲旅行 二日目

2月19日、研修出雲旅行の二日目は石見教区の大願寺に参拝しました。大願寺は浄土宗二祖・聖光房弁長上人がこの地域の布教拠点として創建された寺院です。大きな山門に迎えられ、高台にある本堂は質実剛健な雰囲気で自然と背筋が伸びました。

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ご住職の山崎大雄上人にお出迎えいただき、本堂で朝のお勤めをいたしました。お借りした木魚には「百万遍念仏記念」とあり、過去に石見教区の青年会が二十日間にわたり一日五万遍の別時念仏をなさった記念の品でした。昨年に奈良浄青で行った念佛ラリーを思いながらの勤行となりました。

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大願寺は聖光上人が6年間法然上人のもとで給仕し宗義を極めた後、善導寺へ向かう途中に建立されました。旅の途中、この地に宿をとった聖光上人は未明に人々のお念仏の声で目覚められ、お念仏を流布すべきことを決意します。地頭より土地を寄進を受けた聖光上人は大願寺を建立し、3年間滞在し教化を行われました。法然上人ご存命中の1204年に浄土宗の寺院として始まった数少ないお寺です。810年間の歴史があり山崎住職は第48世にあたるそうです。300年程前には火災により焼失し以後50年ほど堂宇のない期間もありましたが、檀信徒はじめ多くのお方の努力によって現在の姿が残っています。今日にあっても檀信徒さんとの深い繋がりは変わっていないというお話を頂戴しました。

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また大願寺は日本でも有数の名水が湧き出る所で、遠方からもその霊水を求めて多くの方がお越しになるそうです。水量も豊富で寺院内の水道やため池の水もまかなえるということです。新幹線もリニアモーターカーもAKBのコンサートもない田舎ではあるけれど、人の手で作り出すことのできない素晴らしいものがここには沢山ある―と山崎住職はおっしゃいました。

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二祖聖光上人ゆかりの地に参拝しお念仏を称える中で、私たち青年僧が伝えてゆかなければならない「人の手で作り出すことのできない素晴らしいもの」を深く考えさせられました。

午後は松江市内をバス観光の後、無事に奈良に帰参いたしました。