カテゴリー: 関係諸団体

  • 全日仏青 東大寺花まつり千僧法要

    全日仏青 東大寺花まつり千僧法要

     5月26日、東大寺にて花まつり千僧法要が行われました。天候にも恵まれ多くの参拝者の中、宗派を越えて全国から大勢の青年僧が集まりました。浄土宗からは45名、中でも奈良教区からは9名が参加し、共に大仏さまの足下でお勤めをさせて頂ききました。
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     大仏さまのすぐ足下より拝ませて頂きますが、大仏さまの鎮座されている蓮台の周りにある連弁に掘られた仏さまの彫刻を眼前にみることができます。過去二度の焼失にあっていますが今も部分的に残されています。この連弁は1200年前の創建当時のもので、そこに刻まれたお浄土の様子を見ておりますと、当時の方が大仏さまに込められた思いを感じる事が出来ました。

     この大仏様の前で宗派を越えて祈りを捧げることができ、気持ちの良い一日となりました。

  • 大和布教研修道場 第1回特別研修会(2015年5月)

    大和布教研修道場 第1回特別研修会(2015年5月)

    5月25日、大和布教研修道場の平成27年度総会ならびに第1回特別研修会が開催されました。浄青会員も多数出席しましたので、ご報告致します。

    総会では今年度の事業計画案・予算案が承認されました。3名の実演による実演研修会を3回、講師を招いての特別研修会を4回行うことになりました。

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    総会後には第1回特別研修会が開催され、三河教区(愛知県)浄名寺の松原紗蓮上人からご自身の生い立ちと信仰についてお話を頂戴しました。2才7カ月で尼寺に預けられた松原上人、その生い立ちからイジメや非行など波瀾万丈の半生を送られます。特に中学2年からの7年間は生きる希望を見失い、自殺未遂や警察沙汰など壮絶な日々。しかしそれでも見捨てなかった尼寺の庵主さんの優しさのもと、仏教とりわけ阿弥陀さまの救いに出あわれました。見事に立ち直った松原上人は、今はお念仏の信仰生活を歩みながら、全国各地での講演活動や非行少年少女の更生活動に活躍されています。本当に人柄のにじみ出る、感動的なお話でした。

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  • 近ブロ浄青 第37回総会・第48回研修会 於 ANAクラウンプラザホテル神戸

    近ブロ浄青 第37回総会・第48回研修会 於 ANAクラウンプラザホテル神戸

    5月20日、ANAクラウンプラザホテル神戸にて近畿ブロック浄土宗青年会の第37回総会ならびに第48回研修会が行われました。奈良浄青からは24名が参加しました。
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    第37回総会では平成26年度の事業報告・決算報告が行われ、平成27年度の事業計画案・予算案が承認されました。前年度からの懸案事項であった会費の値上げについても、執行部議論の末、現時点では据え置きという結論になったことが報告されました。谷口理事長の二年目の活動がスタートしました。
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    総会に引き続いて第48回研修会となり、3名の講師をお招きしお話を拝聴しました。

    【研修①】
    浄土宗僧侶のあり方を考える ~『蓮門住持訓』を手がかりとして~
    大正大学非常勤講師 郡嶋昭示師

    江戸時代中期から後期にかけて成立した『蓮門住持訓』をもとに、現代の浄土宗の僧侶がいかにあるべきかをお話しいただきました。昨今、僧侶に対する社会の目はますます厳しさを増しているが、『蓮門住持訓』が著された江戸中期も比較的豊かな時代であり僧侶のあり方に疑問が抱かれていたのではないか―という推察のもと、『蓮門住持訓』の概要をご紹介いただきました。現代でも色あせることのない正論であり、同時に耳の痛い内容でもありました。その上で『蓮門住持訓』は、これらの訓戒を与えられ守らねばならない立場にありながら、それができない自分である―浄土宗僧侶に凡夫の自覚を促すための書物である。『蓮門住持訓』の受け止め方の一つをご講義いただきました。
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    【研修②】
    英霊公葬運動から見る戦争と宗教の問題
    埼玉大学教養学部准教授 一ノ瀬俊也師

    戦後70年を迎える中、憲法改正をはじめとした平和とは何かを考える機会が多くなっています。日本近現代の戦史を専門にされている一ノ瀬師より、戦死者の葬儀が人々の戦争に対する意識にどのように影響を与えていたかという視点からお話を頂きました。葬儀の意義には大きく宗教的意味と社会的意味の二つがあり、僧侶を含め宗教者が主に関わるのは宗教的意味になります。戦時下では人々の意識を戦争協力へ向けるための場の一つとして戦死者の葬儀がありました。戦死者の栄誉を称え、相手国への敵愾心を煽り、遺族の悲しみを抑える―戦死者の葬儀を盛大に行うことで、人々の意識は大きく変わったということです。僧侶の中でも葬儀のあり方が常に議論されますが、宗教的観点は当然ながら社会的観点の切り口をもつことが、現代の葬送儀礼にある問題解決のヒントの一つになるのではないかと考えさせられました。
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    【研修③】
    聖地ブッダガヤで体感する仏教
    インド仏心寺を支援する会理事 清水良将師

    兵庫教区神戸組安養寺の所属であり浄土宗青年会の現会員でもある清水師は一年の半分をインドのブッダガヤで過ごされています。清水師はブッダガヤの仏心寺という無宗派の寺院を護持しながら、現地の人々の支援や宿坊の管理をなさっています。ブッダガヤを訪れる人々との交流から感じる日本の僧侶のあり方や、現地に根付く仏教精神を体験談を交えてお話いただきました。仏心寺を訪れた旅行者の様子や変化のエピソード、彼らからのアンケート結果もご提示いただき、切に仏教に触れたいと願う若者の生の声に、僧侶のあるべき姿について考えさせられました。
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  • 大和布教研修道場 第4回実演研修会(2015年3月)

    大和布教研修道場 第4回実演研修会(2015年3月)

    3月25日、教務所にて大和布教研修道場の第4回実演研修会が開催されました。浄青会員も多数出席しましたので、ご報告致します。

    今回は以下の2名が20分間の実演を行いました。

    1. 川野真広 師 讃題は『一枚起請文』(前篇23章)から
    2. 桂 浄薫 師 讃題は『信行双修』(前篇15章)から

    2名の実演後、出席者全員が講評しました。少人数のアットホームな講評となりました。

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  • 【涅槃の日】InterFaith(宗教間)駅伝に出場

    【涅槃の日】InterFaith(宗教間)駅伝に出場

    お釈迦さまの命日、2月15日の「涅槃の日」に開催された京都マラソンに合わせて「InterFaith(宗教間)駅伝 〜平和を願う祈りの駅伝〜」が行われ、奈良浄青から私、桂 浄薫(奈良県天理市 浄土宗 善福寺 副住職)が出場したのでご報告します。

    まずは「InterFaith(宗教間)駅伝」について

    「InterFaith(宗教間)駅伝」とは、異なる宗教者(例:仏教・神道・キリスト教・イスラム教等)で4人1チームをつくり、世界平和を願うタスキをつなぎながらゴールを目指す駅伝です。

    ドイツのカトリック教徒が中心となり、「Marathon for a United World(一つの世界を目指すマラソン)」をスローガンに「ルクセンブルグ ING ナイトマラソン」を中心に開催されています。

    「InterFaith」は日本語では諸宗教間交流と表現され、InterFaith駅伝をきっかけに宗教の枠を超えて、ともに世界平和を願うことを目的としています。

    全日本仏教青年会の理事、東海林良昌上人(宮城県塩竈市 浄土宗 雲上寺 副住職)から依頼があり、貴重な機会ですので出場させていただくことに。浄土宗から私を含めて5名が出場し、走るのが得意な方もそうでない方も無事に完走することができました。

    大会の趣旨にある通り、宗派ばかりでなく宗教を超えてキリスト教やイスラム教などの異なる宗教者と交流し、お互いを理解することで、世界のさまざまな問題に対して宗教者が果たすべき役割について考えました。世界平和に貢献するほどのことはできなかったかもしれませんが、現在世界で宗教を取り巻く戦争や紛争が絶えない中、まずは身近なところから交流・対話を深める機会として、はじめの一歩になったと考えています。

    ちなみに、出場前には意気込みをインターネット寺院「彼岸寺」でレポートしたのでご覧ください。
    【2/15】今こそ宗教を超えて手を結ぶとき。平和のタスキをつなぐInterFaith駅伝に出場

    京都マラソン2015

    私はFチームの第一区ランナーとして、スタートの西京極スタジアムから嵐山を抜けて仁和寺まで10.85kmを走り、第二区の日蓮宗のランナーにタスキをつなぎました。時折り小雨も降るものの概ね天候に恵まれ、沿道のあたたかい声援を受けながら楽しく元気に走ることができました。チームも無事にゴールし、InterFaith駅伝出場の全10チームが見事にタスキをつないで完走しました。

    宗教や宗派を超えての交流、また外国の宗教者との触れ合い、さらには京都市長はじめ諸団体の役職者との対面やマスコミからの取材など、普段なかなか経験できないことが多くあり、社会的にも個人的にも大変有意義なものでした。そして、このInterFaith駅伝を通して一般ランナーや沿道の方などに少しでも平和のメッセージを届けることができたとすれば幸いです。

    奈良浄青や他教区浄青の皆さん、他の宗派・宗教の皆さん、ぜひご縁があればInterFaith駅伝への出場をオススメします。10kmなら、走りに自信のない方でも充分に制限時間内に走れますよ。多くの方にこのような貴重な機会を得ていただきたいと思いますし、その経験を日常に持ち帰って、平和を願う気持ちや信仰生活に活かしていただければと願っています。

    来年以降もぜひInterFaith駅伝にご注目ください! 合掌

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  • 大和布教研修道場 第4回特別研修会(2014年2月)

    大和布教研修道場 第4回特別研修会(2014年2月)

    2月9日、教務所にて大和布教研修道場の第4回特別研修会が開催されました。浄青会員も多数出席しましたので、ご報告致します。

    大阪教区 生玉組 圓通寺の安達俊英上人を講師に迎え、「法然上人と業」についてご講義頂きました。巷でも時に耳にしたり、檀信徒から質問されることもある「業」の問題について、法然上人の時代とお言葉から、いかに法然上人が当時にあって差別意識の希薄な方であったか、わかりやすく解説してくださいました。

    一昨年発行の『業を見すえて』の内容に沿ったお話で、誤った業の理解が差別思想につながりやすいことがよく理解できました。本書を再読し、業についてより慎重に言説したいと思います。

    ◆ 浄土宗人権教育シリーズ(5)業を見すえて|おすすめ|浄土宗出版
    http://press.jodo.or.jp/future/gou.html

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  • 嘉禄の法難念佛行脚

    嘉禄の法難念佛行脚

     平成27年に入って最初の更新となりました。奈良浄青は本年も気持ちあらたに精進してまいります。変わらぬご協力のほどよろしくお願いいたします。

     1月24日、毎年恒例の嘉禄の法難念佛行脚が京都を舞台に行われました。この行事はお念佛の元祖である法然上人を追慕し、その祥当御忌日(法然上人が御往生された日)を翌日控えた1月24日に、西山浄土宗三派・時宗・浄土宗が合同で行います。法然上人没後に起きた嘉禄の法難の際、法然上人の御遺体を守るために闇夜に紛れて運ばれたことにちなんで、太秦の西光寺から粟生の光明寺までのおよそ16㎞を念佛行脚します。
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     厳しい法難を受けられた法然上人の御苦労を思いを馳せるとともに、今日にお念佛が伝わる悦びをかみしめる夜となりました。僧俗含めて230名以上が参加し、奈良浄青からも7名が参加いたしました。

  • 大和布教研修道場 実演研修会 於 屏風 浄土寺 仏名会(2014年12月)

    大和布教研修道場 実演研修会 於 屏風 浄土寺 仏名会(2014年12月)

    12月20日、大和布教研修道場の第3回実演研修会が開催されました。浄青会員も多数出席(出席14名中、浄青会員は9名)しましたので、ご報告致します。

    今回は磯城郡屏風の浄土寺での仏名会に参加し、仏名会にお参りの檀家さんらを前に下記3名(浄青会員は2名)が布教実演をしました。仏名会ということで3名とも「罪」「懺悔」をテーマとするお話となり、聴衆は需要なポイントを繰り返し聴くことができて理解が深まった様子でした。

    1. 山中 浩悦 師
    2. 中村 法秀 師
    3. 栄久庵 浩司 師

    私たちはなかなか自分事として「罪」を意識することができず、そのため心からの「懺悔」に至りません。「懺悔なくして宗教なし」と言われるほど重要な懺悔の気持ち、それを少しでも聴衆に意識してもらうことができたのではないでしょうか。また同時に私たち布教師にとっても自らに言い聞かせ、見つめ直すこととなりました。

    私たちは一刻たりとも罪を作らずには生きていけません。だからこそ「随犯随懴」(ずいぼんずいさん)の態度、つまり罪を犯す度に懴悔を繰り返し、お念仏を続ける必要があります。一年を振り返り、自らの罪を反省し、お念仏で少しでも心を清らかにして新年を迎えたいと思います。

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  • 近ブロ浄青会員親睦交流会② 於 神戸

    近ブロ浄青会員親睦交流会② 於 神戸

    前半はこちら→http://narajosei.info/archives/2308

    3番目に参拝したのは天台宗の能福寺です。奈良の大仏(東大寺)・鎌倉の大仏(高徳院)と並んで日本三大仏として知られる兵庫大仏をお祀りするお寺です。街中に突如としてそのお姿が表れます。
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    廃仏毀釈運動の中、篤信の人々の努力により建立された一代目の大仏は戦時下の供出に遭い、今は二代目の兵庫大仏だそうです。いずれも厳しい向かい風の中に発願された大仏です。付近には平清盛公が築かれた大輪田泊跡があり、境内には清盛供養塔が建てられていました。

    最後に脇浜の阿弥陀寺にお参りしました。配流中の身であった法然上人の教化を受けた法入大徳が開山上人です。
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    今は埋め立てが進んで住宅地となっていますが、当時付近は浜辺のすぐ近くであったそうで、法然上人がこの地を去られる際に浜辺に松の枝を三本差されます。その後、赦免された法然上人が帰京される時には、その松は大樹となり同時にお念仏の信仰もこの地に深く根付いていたということです。現在は五代目となる松が境内に植えられており、法然上人のお念仏の教えとともに現代まで生き続けています。
    ご本尊は三尊一体(御尊顔は阿弥陀如来 御身体は観音勢至菩薩)という大変珍しい阿弥陀如来立像です。まらその響きで六甲山の人々までをお念仏信仰に導いた山越えの鐘が寺宝として護られています。
    平成七年の阪神淡路大震災には本堂が倒壊しましたが、法然上人像は無傷のまま再建された本堂に安置されています。復興の際に必要に応じて無料の託児所としてはじまった「みのり保育園」の子供たちに見守られながらしばしの間お念仏をお称えいたしました。

    バス参拝ののちはグランドパレス神戸の一間にて懇親会が行われ、ひと時楽しい時間を過ごしました。
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  • 近ブロ浄青会員親睦交流会① 於 神戸

    近ブロ浄青会員親睦交流会① 於 神戸

    12月4日、近畿ブロック浄土宗青年会の会員親睦交流会が行われ、近畿二府四県から90名を超える青年僧が一同に集い親睦を深めました。奈良教区からは10名が参加いたしました。

    今回は兵庫教区がこの行事の担当となり、神戸市内の知る人ぞ知る法然上人の御遺跡を案内してくださいました。兵庫県には建永の法難によって配流される道中にあった法然上人が立ち寄られた御遺跡が多く存在します。写真を中心に報告いたします。

    一番目は薬仙寺という時宗の寺院でした。名前から察する通り、ご本尊は薬師如来でした。
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    奈良にもご縁が深く、ご本尊脇には長谷寺の十一面観音菩薩像の試し彫りと伝わる観音菩薩像がお祀りされておりました。開基菩薩がこの地にその観音菩薩像を安置したことで薬仙寺開山となったそうです。
    また施餓鬼法要発祥の地でもあり、境内には源平合戦犠牲者および海難横死者供養を行われた法然上人が遺された御名号碑がありました。

    次に元祖教会に参拝しました。個人的には今回の中で最も印象的なお寺でした。
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    住宅地の中に隠れて通りすぎてしまいそうな所です。一般家庭の離れのような場所にも御遺跡があります。現在は前のお家の方がお世話なさっている単立寺院です。
    こちらも法然上人が源平合戦の犠牲者を弔うために彫られた名号碑がお祀りされていました。太平洋戦争戦火をもかいくぐり、現在にも近所の方々の深い信仰を集めています。

    後半へ続く。