カテゴリー: 研修

  • 兵庫浄青 第2回研修会 於 神戸

    兵庫浄青 第2回研修会 於 神戸

    9月16日、神戸市の兵庫県民会館にて兵庫教区浄土宗青年会の第2回研修会が開催されました。奈良浄青会員も若干1名出席しましたので、ご報告致します。

    京都教区の大澤亮我上人を講師に迎え、「日常勤行式を通じてお念仏を受け止める」と題して講義を拝聴しました。何百回・何千回と勤める日常勤行式ですが、どれほどの理解と気持ちをもって勤めているかというと甚だ疑問です。そこで大澤上人の深い知見を得ることによって、普段のお勤めをさらに一歩踏み込んで受け止め、より一層丁寧に勤めることを目的とした研修会でした。

    日常勤行式の歴史的成り立ち、それぞれの偈文の意味と背景など、大澤上人は休憩なしで3時間みっちりとご伝授くださいました。この学びをまさに日常のお勤めに活かし、檀家さんにお念仏の有り難さを伝えていきたいと思います。

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  • 近畿ブロック浄青研鑽会 於 蓮華寺

    近畿ブロック浄青研鑽会 於 蓮華寺

    9月4日、滋賀県米原市番場にある浄土宗本山・蓮華寺にて近畿ブロック浄青研鑽会が開催されました。近畿ブロック内の各教区浄青から約60名が集まり、奈良浄青からは8名が参加しました。

    蓮華寺の創建は古く聖徳太子によるもので、「東の法隆寺」と呼ばれていました。落雷による焼失後、浄土宗三祖・良忠上人の弟子である一向上人(法然上人のひ孫弟子)が再興して蓮華寺と改めました。江戸時代には時宗開祖・一遍上人の時宗に組み入れられますが、昭和17年に浄土宗に帰属し、浄土宗唯一の本山としてその法灯が受け継がれています。

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    そのような伝統ある本堂で30分間の別時念仏を勤めた後、蓮華寺執事長の眞泉善章上人から蓮華寺と一向上人の縁起をお聞きしました。宝物庫ならびに本堂周囲の石碑なども見学し、大切に護持されるべき本山の価値を感じることができました。

    特に一向上人が荼毘に付された跡に植えられた樹齢700年の巨大な杉「一向杉」の大きさには圧倒されました。高さ30メートルの巨木は一見の価値ありです。

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  • 第10回全国大会 於 東京

    第10回全国大会 於 東京

    8月27日、「第10回全国浄土宗青年会全国大会」が東京ドームホテルにて開催されました。全国から450名以上の浄青会員の参加があり、奈良浄青からも9名が参加いたしました。今期の全国浄青は「こころは同じ 花のうてなぞ 〜命の輝き 念佛の輪とともに〜」をテーマとして活動しておられます。
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    〔第1講義〕中村外二工務店代表 数寄屋建築棟梁 中村 義明 先生

          ー 『寺院』という空間』 ー

    ご自身が手掛けた建造物等を例に、日本建築ならではの空間作りについてお話いただきました。寺院とは格式高い建造物であるべきで、敷居を跨ぎ一歩足を踏み入れた時に少し硬く冷たい感じがするぐらいが、程よい緊張感を与え、より厳かな心持ちになってもらえる。また、たとえ小さな空間であってもそれぞれに意味がある。そこにどのように迎え入れ、どのように感じてもらうのか。寺院という空間がどうあるべきなのか、考えさせられるお話でした。

    〔第2講義〕(有)ベルテンポ・トラベル・アンドコンサルタンツ 代表取締役 高萩 徳宗 先生

          ー 生涯顧客を創るサービスの本質 ー

    旅行会社に勤めながら、車椅子等の身体的にハンデのあるお客様の依頼を受け入れることが出来ずにいたという葛藤から、本来の「サービス」というもののあり方を追求され『旅する視点からみる真のおもてなしと日本の心』としてご自身のお考えをご講義いただきました。「企業がお客様に育てられる」、そして「企業がお客様を教育し、育てる」。お客様にリピーターになってもらい、ファンになってもらい、生涯顧客となってもらう。たとえ良い商品を提供してもその後のサービスがなおざりになってしまうと客は二度と戻ってこない。「軸(じく)のサービス」が100%でない限りはそれに付随する「輪(わ)のサービス」がいくら良くても信頼は得られない等。我々お寺の住職、寺族と檀信徒さんとの関係の在り方についても当てはまる大変興味深いご講義でした。

    〔第3講義〕落語家 林家 正蔵 先生

          ー 古典を現代に伝える心意気 ー

    15歳で父三平師匠に弟子入りし、落語家として以外にも多方面でご活躍の九代目・林家正蔵師匠。「人に何かを伝える話」の難しさを自らの経験からお話下さいました。弟子としての修行中、師匠や先輩へのお茶汲みなどの下働きをさせられることに最初は納得いかなかったものの、次第に師匠の動きを見ながら人の気を読むということの重要さに気付かれます。また、ある寄席の会場でどうやっても笑わないお客さんがおられ、若い頃はなんとかしてそのお客を笑わせてやろうと躍起になられたそうですが、ある時、ただ全てのお客様に喜んでもらいたい、と「無心」に素直な気持ちで伝えようと努められた時、そのお客さんに笑っていただくことができたそうです。たとえば60分のおはなしをするとして、その中のたった「10文字」だけでもこれを伝えたいという言葉を持つこと、ただ一言これだけを伝えたいという心意気を持つことが大事であるとお話し下さいました。講演形式の後にお弟子さんの林家はな平さんのお噺を一席、そして正蔵師匠の「松山鏡」のお噺を聞かせていただきました。

    研修会の後には会場を同じくして懇親会があり、全国の浄青会員同士の親睦を深め合いました。

  • 大和布教研修道場 第2回特別研修会(2014年7月)

    大和布教研修道場 第2回特別研修会(2014年7月)

    7月25日、教務所にて大和布教研修道場の第2回特別研修会が開催されました。浄青会員も多数出席しましたので、ご報告致します。

    京都文教大学の平岡聡学長を講師に迎え、「仏教の業思想と差別の問題」についてご講義頂きました。メディアでも取り上げられることが多く、私たち僧侶が質問されやすい「業」の問題について、学術的視点と実践的視点の両面から解説してくださいました。

    昨年発行の『業を見すえて』の内容に沿ったお話で、誤った業の理解が差別思想につながりやすいことがよく分かりました。本書を再読し、より理解を深めたいと思います。

    ◆ 浄土宗人権教育シリーズ(5)業を見すえて|おすすめ|浄土宗出版
    http://press.jodo.or.jp/future/gou.html

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  • 児童教化連盟 別時念仏会・研修会 於 安養寺

    児童教化連盟 別時念仏会・研修会 於 安養寺

    7月8日、田原本町の安養寺にて児童教化連盟の別時念仏会ならびに研修会が開催されました。浄青会員も多数出席しましたので、ご報告致します。

    小雨が降り非常に蒸し暑い中でしたが、エアコンの効いた本堂で集中して別時念仏を勤めることができました。その後、知恩院浄土宗学研究所の伊藤茂樹先生をお招きし、法然上人二十五霊場について講義していただきました。今回は25霊場中の第16番・粟生の光明寺と第17番・嵯峨の二尊院について、霊沢上人の『圓光大師御遺蹟廿五箇所案内記』を元に解説してくださいました。

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  • 第1回大和五重研修会 於 善福寺

    第1回大和五重研修会 於 善福寺

    6月9日、天理市勾田の善福寺にて『五重相伝』についての研修会が行われました。参加者は約30名で、他教区からの参加もありました。

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    元奈良浄青会長でもある、蓮花寺住職 廣井一法上人を講師にお迎えし、『大和五重』についてのご講義を拝聴しました。

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    参加者は熱心にメモを取りながら聞き入り、多数質問も出るなど、活発で有意義な研修会でした。今後、継続的に『五重相伝』について研修して行くことになっています。

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  • 大和布教研修道場 第1回特別研修会(2014年5月)

    大和布教研修道場 第1回特別研修会(2014年5月)

    5月22日、大和布教研修道場の平成26年度総会ならびに第1回特別研修会が開催されました。浄青会員も多数出席しましたので、ご報告致します。

    総会では今年度の事業計画案・予算案が承認されました。3名の実演による実演研修会を4回、講師を招いての特別研修会を4回行うことになりました。

    総会後には第1回特別研修会が開催され、中村晃和上人から「自坊での五重勧誡について」というテーマでご講義頂きました。五重相伝が浄土宗における最大最高の檀信徒教化であることに疑いの余地はないものの、現状は開催地域が限られ、実施率が予想以上に低いことをデータからお示しくださいました。その原因分析と今後の方策についても具体的にご提示頂きました。そのような状況の中で、自坊で自ら勧誡(法話)することのメリット・デメリット、具体的な進め方にいたるまで大変貴重な経験をお伝えくださいました。

    お互いよく知っている檀信徒を住職自ら導くという「自坊での五重勧誡」を一つの理想形としつつ、今後の五重相伝の在り方を考える素晴らしい研修会となりました。

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  • 近畿ブロック浄土宗青年会第36回総会・第47回研修会

    近畿ブロック浄土宗青年会第36回総会・第47回研修会

    5月19日、ダイワロイネットホテル和歌山にて近畿ブロック浄土宗青年会の第36回総会ならびに第47回研修会が開催されました。
    総会では、平成25年度の事業報告と決算報告が行われました。続いて、第19期の新役員が選出され、平成26年度の事業計画案と予算案が承認されました。
    「 法友 ~共に悩み、共に学び、共に高め合う~ 」をテーマに掲げられた谷口新理事長下での活動に期待です。
    研修会では、興味深い講演に聞き入りました。奈良浄青からは21名が参加しました。

    平成26年5月19日

    ▼【研修1】 メモリアルウエスト 代表取締役社長代行 笹新治先生  『お葬式を要らなくしているのは誰だ』

    笹先生ご自身の経験をもとに、現代において葬儀会社が果たしている役割をお話いただきました。私も一僧侶として考えさせられるテーマだったように思います。
    平成26年5月19日【研修1】

    ▼【研修2】 天台宗 道成寺院主 小野俊成師  『絵ときの寺に仕えて─道成寺の1300年の歩み─』

    道成寺では年約3000回の絵ときを行い、小野師はその内の約1000回を担当されているそうです。分かりやすい絵ときに加えて、聞き手を笑わしながらお話いただきました。今度は、ぜひ道成寺にてお聞きしてみたいものです。
    平成26年5月19日【研修2】

    ▼【研修3】 落語家 桂枝曾丸先生  『和歌山弁落語と育て方 育てられ方』

    さすが落語家さん。楽しいお話でした。私たち僧侶にも役立つようなお話もしていただきました。日々勉強です。
    平成26年5月19日【研修3】

  • 大和布教研修道場 第5回特別研修会

    大和布教研修道場 第5回特別研修会

    2月24日、大和布教研修道場の第3回実演研修会が開催されました。浄青会員も多数出席しましたので、ご報告致します。

    大阪教区の安達先生を講師にお迎えして「一枚起請文と尼入道」というテーマでご講義して頂きました。浄土宗にとって何物にも代えがたい法然上人ご遺訓の一枚起請文を、学術的立場から成立や内容を考察し、さらに論争となることの多い「尼入道」表現について解説して頂きました。特に尼入道については、安達先生が近年発表された論文から「95%は尼入道論争は決着した」という自信をもっておられました。断定はできないものの、ほぼ「尼」と「入道」に別けて使われることが多く、女性だけでなく男性と女性の両方を指すということを、力説してくださいました。

    やはり誰もが関心あるテーマだったようで、質疑応答も非常に活発なものとなりました。今年度の大和布教研修道場の特別研修会は今回で最後です。来年度も年5回の特別研修会(講師を招いての講義)を予定していますので、どうぞ奮ってご参加ください。

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    変形一枚起請文

  • 奈良浄青 研修出雲旅行 二日目

    奈良浄青 研修出雲旅行 二日目

    2月19日、研修出雲旅行の二日目は石見教区の大願寺に参拝しました。大願寺は浄土宗二祖・聖光房弁長上人がこの地域の布教拠点として創建された寺院です。大きな山門に迎えられ、高台にある本堂は質実剛健な雰囲気で自然と背筋が伸びました。

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    ご住職の山崎大雄上人にお出迎えいただき、本堂で朝のお勤めをいたしました。お借りした木魚には「百万遍念仏記念」とあり、過去に石見教区の青年会が二十日間にわたり一日五万遍の別時念仏をなさった記念の品でした。昨年に奈良浄青で行った念佛ラリーを思いながらの勤行となりました。

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    大願寺は聖光上人が6年間法然上人のもとで給仕し宗義を極めた後、善導寺へ向かう途中に建立されました。旅の途中、この地に宿をとった聖光上人は未明に人々のお念仏の声で目覚められ、お念仏を流布すべきことを決意します。地頭より土地を寄進を受けた聖光上人は大願寺を建立し、3年間滞在し教化を行われました。法然上人ご存命中の1204年に浄土宗の寺院として始まった数少ないお寺です。810年間の歴史があり山崎住職は第48世にあたるそうです。300年程前には火災により焼失し以後50年ほど堂宇のない期間もありましたが、檀信徒はじめ多くのお方の努力によって現在の姿が残っています。今日にあっても檀信徒さんとの深い繋がりは変わっていないというお話を頂戴しました。

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    また大願寺は日本でも有数の名水が湧き出る所で、遠方からもその霊水を求めて多くの方がお越しになるそうです。水量も豊富で寺院内の水道やため池の水もまかなえるということです。新幹線もリニアモーターカーもAKBのコンサートもない田舎ではあるけれど、人の手で作り出すことのできない素晴らしいものがここには沢山ある―と山崎住職はおっしゃいました。

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    二祖聖光上人ゆかりの地に参拝しお念仏を称える中で、私たち青年僧が伝えてゆかなければならない「人の手で作り出すことのできない素晴らしいもの」を深く考えさせられました。

    午後は松江市内をバス観光の後、無事に奈良に帰参いたしました。