カテゴリー: 研修

  • 近畿ブロック浄青 第35回総会・第46回研修会

    近畿ブロック浄青 第35回総会・第46回研修会

    5月16日、紀州・白浜温泉むさしにて近畿ブロック浄土宗青年会の第35回総会ならびに第46回研修会が開催されました。

    総会では平成24年度の事業報告・決算報告、ならびに平成25年度の事業計画・予算が承認されました。続いての研修会では『和合 〜念佛を通じて心穏やかに〜』をテーマとして、約100名もの出席者が真剣に講演に耳を傾けました。奈良浄青からは17名が参加しました。

    ▼ 受付の奈良浄青 事務局長の藤田上人

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    ▼ 開会宣言をする近ブロ浄青 副理事長の新改上人

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    ▼ 開会の挨拶をされる近ブロ浄青 理事長の清水上人

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    ▼ 総会の議長に指名された奈良浄青 事務局次長の松谷上人(左)

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    【研修 1】高野山大学 文学部密教学科教授 奥山 直司 先生 『南方熊楠と仏教』

    和歌山が生んだ博物学者・民俗学者・生物学者であり、まだ我が国における自然保護運動の先駆者である南方熊楠について、その生涯と数々の奇想天外なエピソードをご紹介くださいました。また、真言宗僧侶や浄土真宗僧侶との交流を通して、南方熊楠と仏教の関わりについてご解説くださいました。大人になり海外で活躍するようになってからも南方熊楠の根底には幼少からの信仰体験があり、西洋の科学に匹敵するものとして東洋の仏教思想を重んじたと、分かりやすくご講義頂きました。

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    【研修 2】和歌山教区日高組 誕生院住職 畠山澄男 師 『徳本上人伝絵解き説法』

    稀代の念仏行者である徳本上人について、徳本上人生誕の地に建つ誕生院のご住職が力強くご講義くださいました。4才の時から念仏を行い、27歳で出家、想像を絶する荒修行を続け、40歳を過ぎてから布教のために日本各地を行脚された徳本上人。その徳と名声は全国に響き渡り、丸みを帯びた特徴的な名号「南無阿弥陀仏」の書は特に有名で、その名号を刻んだ石碑は全国に1,000基以上も現存しています。徳本上人の業績を分かりやすく、多くの方にお伝えしたいとの思いで誕生院ご住職が作製されたパネルを用いて、色鮮やかな絵解きを実演頂きました。

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    【研修 3】和歌山教区西牟婁組 来迎寺住職 榎本了示 師 『法然上人のご遺跡を巡って』

    岡山・讃岐の法然上人のご遺跡を実際に訪れた際に感じた思いについて、写真を見ながら詳細にお話くださいました。やはり現地を訪れ、自分の足で歩き、その場の雰囲気を体験することに勝る経験はありません。ご遺跡に立つと、800年以上の時間を超え、法然上人に相まみえる思いがします。現地に残る数々の法然上人のご遺跡・ご遺品に触れる喜び、さらに今も絶えることなく息づくお念仏信仰に感嘆せずにはいられません。特に讃岐の地は、法然上人滞在わずか9ヶ月弱の出来事です。短い期間にも関わらず瞬く間にお念仏が広まったのは、偏に法然上人のお徳によるものであると感じました。

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    ◆ 昨年の報告はコチラ

  • 全日本仏教青年会 全国大会 於 真宗大谷派難波別院

    全日本仏教青年会 全国大会 於 真宗大谷派難波別院

    5月7日、全日本仏教青年会の全国大会が大阪難波の真宗大谷派難波別院 南御堂にて開催されました。

    『シンポジウム 東日本大震災から考える 地域の再生・多様性』という題で、釈徹宗氏をコーディネーターに迎えて玄侑宗久氏と中沢新一氏をパネリストとする討論会がありました。宗派を超えて300名以上の来場者の中、奈良浄青からは7名が参加しました。

    釈氏の的確なコーディネートにより、地域のあり方、コミュニティのあり方、特に大阪という地域性の中で、玄侑氏・中沢氏それぞれの意見を拝聴しました。歴史からの視点、世界からの視点、そして宗教からの視点を通して二人の世界観あふれる講演でした。経済成熟期の現代における仏教と経済のあり方、そしてこれからの20代を中心とした若い世代に向けて「仏教」を解き放つ必要があるのではないかとの意見など、非常に面白い内容でありました。

    ※本日は出演者の写真撮影は禁止されていましたので、チラシを掲載しておきます。

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  • 全国浄青 第38回総合研修会 於 福島

    全国浄青 第38回総合研修会 於 福島

    平成25年2月6日・7日、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズ きづなリゾート コンベンションホールラピータにて、全国浄土宗青年会 第38回総合研修会が2日間にわたり行われました。全国各地より150名を越える青年僧侶が集まり、奈良教区からは会長をはじめ5名の会員が参加しました。

    福島県での震災当時そして現状を知る中で、大震災による原発事故の影響を今一度考えました。

    1. 「原発避難から学ぶ」 南相馬市浄国寺住職 大室了有 師
    2. 「福島に生きる」チーム二本松理事長 佐々木道範 師
    3. 「原発に頼らない安心な社会へ」未来バンク事業組合理事長 田中優 氏
    4. 「念仏布教の問い直し 共に歩むために」 光雲寺住職 慶野匡文 師

     ~ 福島県二本松市にある同朋学園 同朋幼稚園の理事長である 佐々木道範 師の講演 ~

    現在でも幼稚園では子供たちは思いきり外で遊べない、外に出る時には線量計を首からさげマスクを付ける現状が、2年経った今でもある。その中で地道な除染作業を行い、子供たちと向き合っている佐々木氏。

    原発の事故の原因は何なのか? 誰が犯人なのか? 誰が悪いのか?

    子供たちは外で遊びたい、外で思いっきり走り回りたいと七夕の願いに込める。そんな子供たちに大人はどう答えるのか? 大人はその純真な子供たちの願いに何をするべきなのか? その子供達を苦しめているのは自分たち大人ではないのか? 尽きない自問自答。

    この震災での天災と人災、津波の影響で奪われた命と、原発事故によってこれからむしばまれていく命があるということを、今一度考えさせられる講演でした。共に生きる人間として、共に立つ大地として、福島をはじめ被災地域、そしてこの日本の現状をこれからも継続的に考えていくことが大切であると思いました。

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