カテゴリー: 研修

  • 近畿地区浄土宗青年会 第48回総会・第59回研修会 於 ダイワロイネットホテル和歌山

    近畿地区浄土宗青年会 第48回総会・第59回研修会 於 ダイワロイネットホテル和歌山

    6月4日(木) 和歌山県ダイワロイネットホテル和歌山にて、近畿ブロック浄土宗青年会の総会ならびに研修会が開催されました。

    奈良浄青からは13名が参加しました。

    総会では前年度事業報告・会計決算報告がなされ、第24期役員は石橋圭示理事長のもと、その任を終えました。
    続いて、兵庫教区柴田大船上人を新理事長として第25期役員が発足し、令和8年度の事業計画案・予算案が提出、承認されました。

    研修会では、3名の先生のご講義を拝聴いたしました。

    研修①「未来につながるジャイアントパンダの子育て」
    アドベンチャーワールドにて元ジャイアントパンダスタッフを務められていた、中谷有伽先生よりご講演をいただきました。
    講演では、ジャイアントパンダの食性や特性をはじめ、飼育現場の裏側にあるご苦労なども交えながら、貴重なお話をお聞かせいただきました。
    最後に先生は、パンダについて多くの人に知ってもらうことが、パンダの未来につながると締めくくられました。

    研修②「盗まれる仏像―現状と対策―」
    奈良大学文学部文化財学科教授であられる大河内智之先生よりご講演をいただきました。
    大河内先生は、もともと和歌山県立博物館の学芸員として、仏像や神像に深く関わってこられました。講演では、近年の仏像盗難事件の現状について、実際に関わられた事例を交えながら詳しくお話しいただきました。
    盗難に対しての最も大切な対策は、どのような什宝物があるかを把握しておくことであるとお示しいただきました。また、過疎化や高齢化は避けがたい問題であり、行政や住民のサポート、地域内外との結びつきが重要であるとお話しくださいました。

    研修③「證空上人の思想と生涯」
    京都西山短期大学学長であられる加藤善朗先生よりご講義をいただきました。
    前半では、いくつかの書物をもとに、法然上人の思想について改めて紐解いていただきました。
    後半では、證空上人の思想と生涯についてお話しいただきました。
    法然上人の愛弟子であった證空上人は、後に當麻寺の「當麻曼荼羅」に出会われた際、まさに観無量寿経の世界を目の当たりにし、

    「先師上人に逢えるがごとく、また元祖大師に謁するがごとし」

    と述べられたそうです。
    法然上人が三昧のなかで観じられたお浄土と同じお浄土を、當麻曼荼羅を通じて目の当たりにされたからこそ生まれたお言葉であり、長きにわたり法然上人のおそばで、同じお浄土に眼差しを向けてこられた證空上人だからこそのお言葉であるように感じました。

  • 近畿浄青研鑽会 於 大本山百万遍知恩寺

    近畿浄青研鑽会 於 大本山百万遍知恩寺

    2月19日(木)大本山百万遍知恩寺様において令和7年度近畿地区浄土宗青年会研鑽会が開催され、奈良浄青より会員9名が参加しました。

    来る3月10日・11日総本山知恩院にて実施される、全国浄土宗青年会主催 六時礼讃法要「求往会(ぐおうえ)」の習礼を兼ねて、この度の研鑽会では参加会員一同で、中夜礼讃の勤行をいたしました。

    回向師は奈良浄青会員、廣井大乗上人。研鑽会においては、大和節のご回向をいただきました。その際、場が研鑽の空気から一変。堂内は亡き方を追慕し、極楽往生、追善菩提を願う思いに包まれました。

    3月の「求往会」では、六時の勤行の中で全国各地区の特色ある法要が実施されます。近畿地区が担当する中夜法要では、この大和節の回向がなされます。

  • 全国浄土宗青年会 総合研修会 於 沖縄

    全国浄土宗青年会 総合研修会 於 沖縄

    11月26日(水)、沖縄県男女共同参画センターてぃるるにて全国浄土宗青年会の総合研修会が開催されました。
    奈良浄青からは4名が参加しました。研修会では終戦80年にあたって1名の先生のご講義と、野外でのフィールドワークを行いました。

    研修①新里堅進先生
    「戦後80周年を迎え これからの未来に向けての思い」

    那覇市出身の漫画家 新里堅進先生にお話を拝聴しました。先生は、高校在学中に沖縄健児隊の手記を読み、沖縄戦を劇画にしたいという思いから漫画家を志された来歴や、遺族の方からお話を聞いた時の体験談など、豊富な経験からくる戦争がもたらす悲しさを伝えてくださいました。
    画も拝見しましたが、先生が魂を込めて描くリアルな戦争は、これから先の未来に於いてもずっと、読む人に戦争の凄惨さを語っていくのだと感じました。

    研修②フィールドワーク(於旧海軍司令部壕)
    旧海軍司令部の壕跡地にバスで移動して慰霊法要を勤修し、フィールドワークを行いました。
    この壕跡地は小高い丘に掘られており、周囲を見渡しやすいことから、司令部が設置された重要な壕でした。
    資料館には当時の装備や備品などもあり、そこに書かれていた当時の所有者の手書きのお名前は、墓標に記される名よりも、より生々しい生きていらした証でした。
    壕内も見学することができ、当時を再現した絵や部屋を見ながら、戦争の凄惨さや過酷さを学びました。

    研修③フィールドワーク(於対馬丸記念館)
    対馬丸記念館にバスで移動し、慰霊法要を勤修した後、記念館内にて職員様のお話を拝聴し、館内を見学しました。
    沖縄からの疎開船である対馬丸は、九州に上陸できずに米潜水艦の魚雷で撃沈してしまいました。
    職員様は数少ない生存者のご親族で、当時の様子や、遺族側からの癒えない心の傷や悲しみを伝えて下さいました。
    館内には対馬丸に関するあらゆる資料が展示してあり、対馬丸を撃沈したボーフィン号は、「真珠湾の復讐者」のニックネームがあり、憎しみや復讐の連鎖を生み出す戦争の悲惨さを伝えているようでした。