青年僧のお話

(第一組 奈良市 浄國院 松谷 悦成)

住職に就任にして今年で三年を迎えます。日々の法務や定例法要・特別法要を何とか勤めさせていただいております。
私は幼い頃から自分の部屋を掃除することが大好きでした。次第に掃除の範囲は広がり、今では時間があれば境内の掃除をするように心がけております。
雑草を抜いたり、お墓の枯れた下草を取ったり、かるい剪定をしたりやることは尽きません。
掃除をすることで境内が綺麗になりお墓参りに来られた檀家さんが喜んでいただけることも僕としては喜ばしいことですが、普段お会いできない息子さんやお孫さんにも出会えることも大変喜ばしいことと思っています。

家族構成が大きく変わり、法事の際や葬儀の時に初めてお顔を拝見することもしばしばございます。
普段お会いすることがない故お話もできず中々檀家さんとの信頼関係が築きにくくなっているのが現状です。
ですので、法要の案内をしても中々ご参詣に至ってももらえません。法然上人のお念仏の教えを伝える以前の問題かと危惧しています。
住職を勤めていて檀家さんとの接点(コミュニケーション)が少なくなっていることを肌で感じています。

だからこそ、少しでも檀家さんとの接点をもてるようにとも思いなるべく庭に出て境内を綺麗にし、お参りに来られた方とお話しをして、気持ちよくお墓参りをして帰っていただけたらと精進しております。
今後、お寺と檀家さんの距離を何とか縮められたらと思うことでございます。

合 掌