青年僧のお話

この度、第25期奈良浄青会長を務めさせていただくことになりました、第二組大和郡山の洞泉寺 木上豊彦です。先般の総会において承認を頂き拝命の運びとなりました、何卒よろしくお願い致します。皆さまには日頃より青年会活動にご理解とご高配を賜りますこと、この場をお借りして御礼申し上げます。
 前期、第24期は藤田会長の元、会員寺院念仏行脚という活動において多くの有縁のお寺様にお参りをさせていただき非常に有意義な活動でありました。今期の実践活動はただひたすらにお念仏をお称えするという原点に立ち還り、別時念仏「一夜参籠」を行いたいと考えております。
「同行など数多あらん時は、代わる代わる入りて不断念仏にも修すべし。」
この浄土宗青年会というお念仏を称え広めるという共通の志を持った同行が集まれる場だからこそ、不断念仏を行う好機であると思い至った次第です。お念仏は易行でありますが、それを生涯続けていくという心構えを改めることを目的として別時念仏会を中心に活動していく所存であります。
 私自身はこの浄土宗青年会には大学を出て間なしに入会をさせていただいていたものの、人付き合いが苦手な事もあり入会当初はなかなか集まりに参加する事もなく名ばかりの会員でおりました。しかし自坊の住職となり、これから教区内外の寺院様との繋がりも広めていかなければならないと気付き、そこからは積極的に活動に参加せてもらおうと臨んで参りました。組理事に始まり会計、事務局と執行部としての役を務めさせていただき、今こうして会長として就任させてもらいます事はいよいよ役割が回ってきたのだと心してお受けさせていただいております。「私のような非才な者が」という葛藤はありましたものの、御歴代の会長様方も様々な思いをお持ちでお受けになられたのかと想像します。
 さて、浄青活動は会員一人一人の参加があって成り立つものです。青年僧ならではの活動の場でありますが「若い時だからこそ出来る」と言うよりは「若いうちにやっておかないと今後経験する機会が無い」と言う事も出てくるかもしれません。いろいろな事を経験していただいて、今後の自身の僧侶としての指針となるものを取捨選択できればよいのではないでしょうか。また、例えば念仏会として集まった席ではしっかりとお勤めをし、その後一緒に食事に行こうかという流れになったとして、お念仏の同志の集まりなのですから、青年僧としての疑問や悩みを共有する場としてその席を有意義に過ごしてもらえれば決して無駄な時間ではないと思いますし、私もそのように臨ませていただく所存です。会員の皆様にはどうぞ出来る限りのご参加をいただき共に会を盛り上げていただきます事、宜しくお願い申し上げます。

合 掌

(第二組 大和郡山 洞泉寺 木上豊彦)