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  • 全国浄青 第20回全国大会 於 ホテルメトロポリタン山形

    全国浄青 第20回全国大会 於 ホテルメトロポリタン山形

    8月29日(木)全国浄青主催全国大会がホテルメトロポリタン山形にて行われ、奈良浄青から8名の会員が参加しました。

    台風10号が九州に大きな被害を与え、天候・交通の不安が募る中でしたが、東北地区浄青・山形浄青の皆さまのご尽力により、大変有意義な研修会となりました。ありがとうございました。

    講義① ディスカッション「青年僧の未来」

    安達 俊英 先生

    林田 康順 先生

    予め会員から寄せられた質問にお二人の先生がお答えくださる形式で行われました。法然上人の内面的変化について問うものから、五重相伝のあり様、僧侶のお酒との付き合い方まで、幅広い質問に対し、教学に即した視点から分かりやすくお話くださいました。時に両先生の見解が異なる場面もあり、大変勉強になりました。

    最後に50年後の未来に向けて、「仏教が―ひいてはお念仏が求められる波が必ずやってくる。それまで自信をもって説き続けてほしい。」との激励をいただきました。

    講義② 「寺院解放~アイデアが未来を変える~」

    マッコイ斉藤 先生

    バラエティ番組で多くのヒット企画を生み出されたテレビプロデューサーであるマッコイ斉藤先生は山形県鮭川村のご出身です。エンターテイメントの世界で培われた軽快な話しぶりで大いに会場を沸かせてくださいました。

    番組を制作する上で

    「一行企画」 一行で分かる企画でないと人には伝わらない。

    「ぶれない にげない あきらめない」 自分が面白いと思ったものは周りの意見に惑わされずやりきる。

    人の心に何か伝えるという点で、僧侶と共通したものがあり興味深く聞かせていただきました。

    講義③ 「各地区の未来への取り組み」

    会場ロビーには全国の青年僧が行う未来に向けての取り組みがパネル展示されました。講義③では北海道第一教区湯川寺の筒井章道上人と福井教区善導院の清水良将上人が登壇され、ご自身の活動についてお話くださいました。

    筒井上人は1~6名の小グループに本堂を貸し切りで使っていただく「おひとりさま写経会」を行っておられます。コロナ禍を境に対多数ではなく、個に寄り添うお寺であるべきだと転換をされたことで、仏教に興味はあるがあまり御縁のなかった若年層が集まるお寺となりつつありそうです。

    清水上人は毎日のお勤めのLive配信を実に1600日以上続けておられます。お念仏からはじまる幸せ―読経(お念仏)で幸せになっていく自分の姿を見てもらおうと始められ、数百名の視聴者と一緒にお勤めをされています。日本とインドを行き来する生活の清水上人ですが、いつでも・どこでも・だれでもできるお念仏の素晴らしさを改めて感じさせていただきました。

  • 全国浄青 第15回全国大会 於 長崎

    全国浄青 第15回全国大会 於 長崎

    8月29日、ホテルニュー長崎にて第15回全国浄土宗青年会全国大会が行われました。
    全国各地から会員が集まり、奈良浄青からは12名の会員が参加しました。

    講義①
    南米開教使としてブラジルのクリチバ日伯寺にて開教活動をされている大江田晃義上人より、「本堂建立を目指して~ブラジルで16年過ごし、教えられたこと~」のテーマでご講義いただきました。
    日本から遠く離れた異国の地にて開教活動を行う上での経験をお話しいただきました。
    そもそも仏教とは、僧侶とは、お寺とは何なのかというところから現地の方に理解してもらうため、地元の行事やボランティア活動に参加し、信頼関係を築いていかれました。
    私たちにとっては当たり前になっている「お寺」が無い土地で、大江田さんは「クリチバにお寺を建てたい」という夢を語られました。

    講義②
    バンド「勝手にしやがれ」のリーダーである武藤昭平氏より、「癌音仏(がんおんぶつ)~ガンと音楽家と仏教と~」のテーマでご講義いただきました。
    ご本人は父親や親しい友人をガンで亡くされており、平成30年3月にご自身にも食道ガンが見つかりました。
    治療に入るさいの「お医者さまにお任せします」という言葉を「帰依」という言葉に置き換えられていたのが印象的でした。
    入院後は知り合いの僧侶に経本をもらい、病室にて何度も覚えるほどに読み返していたそうです。
    治療が進み、奇跡的にも6か月という短期間で復活を果たしました。
    阿弥陀さまのお力が働いたかのような不思議な経験であったそうです。
    講義の合間には生のギター演奏と力強い歌声を交えていただき、貴重な経験をさせていただきました。

    講義③
    日本テレビの菅賢治氏より、「モノを創るということ~テレビバラエティの現場から~」のテーマでご講義いただきました。
    これまでバラエティ番組を作ってこられた中で親交のある明石家さんま氏とのエピソードについて色々とお話しいただきました。
    我々にとって馴染み深い番組の制作にまつわるお話は大変興味深いものでした。

    講義④
    長崎教区大諫組法源寺第二世の松野瑞海上人より、「人生よたよた八十年」というテーマでご講義いただきました。
    上人は昭和63年に法源寺に晋山され、平成26年に退山された後は浄土宗布教師として九州を中心に布教に努めておられます。
    講義①にてお話いただいた大江田上人と交流があり、平成30年にブラジルの地で五重相伝の勧誡師を務められました。
    ユーモア溢れるお話しぶりで八十歳を超えておられるとは思えず、現役でご活躍されているお姿を拝見してとても良い刺激を受けることができました。

    その後の懇親会では他府県の浄青会員と親交を深めたり、なかなか会うことのない遠方の同期と会うことができ、あっという間に時間が過ぎてゆきました。
    今回の全国大会でも多くのことを学ぶことができ、今後の浄青活動に活かしていきたいと思います。

  • 全国浄青 第14回全国大会 於 金沢

    全国浄青 第14回全国大会 於 金沢

    8月30日に石川県金沢市のホテル金沢にて第14回全国浄土宗青年会全国大会が開催されました。
    日本各地より約450名の浄土宗青年会員が集まり、奈良県からは13名が参加しました。

    講義①
    奈良浄青の会員である田原本安養寺の松島靖朗上人より、「私のお念仏信仰」のテーマでご講義いただきました。
    今期の全国浄青のテーマである『我行精進~志を持って私らしく~』に沿って、私たち一人ひとりの「私らしさ」とは何なのかを考えさせられる内容でした。
    それぞれに違った人生を歩みながらも仏縁によって僧侶となった私たちですが、お念仏の信仰というひとつの光に導かれています。
    ひとりで修行に励むことも尊いことですが、凡夫である私たちにとっては共に修行に励む法友は大切な存在であります。
    あらためて青年会という場で法友とともに精進し、お念仏の信仰を相続してゆきたいと感じました。

    講義②
    天台寺門宗金翅鳥院の羽田守快上人より、「修験者から見た選択本願念仏の魅力」のテーマでご講義いただきました。
    天台寺門宗は大乗仏教の教えに基づきながらも修験道を取り入れており、浄土宗とは違った立場から法然上人の選択本願念仏集を読み解いていただきました。
    なかでも「深心」「至誠心」「回向発願心」の「三心」について、心のあり様を重視する点で修験道と大きな違いがあるというお話が印象に残りました。
    様々な霊験が科学的に立証されていく現代において、信仰を貫く事の難しさや、信仰とは何なのかを考えさせられました。

    講義③
    増上寺布教師会の会長である慶野匡文上人より、「お念仏のみ教えをどう伝えて行くか―現実社会を見据えて―」のテーマでご講義いただきました。
    混迷を極める現代社会において僧侶と世間との溝をいかに埋め、法然上人の教えを取り次いでいくべきか、若年の僧侶にとって喫緊の課題に切り込んだお話でした。
    その中で何度も六道輪廻を説く事の重要性を述べられており、それによって願往生心を芽生えさせるのだと仰っていたのが印象に残りました。
    耳障りのよい表面的な言葉が蔓延する社会の中で、我々僧侶は教義を置き去りにせず法然上人のみ教えを伝えて行かねばならないと感じました。