熊本地震一周忌 災害托鉢 於 王寺駅

平成28年の熊本地震から一年が経ちました。被災地にはまだまだ癒えることのない傷があります。
奈良浄青では4月14日午後、王寺駅前にて一周忌托鉢を行いました。6名の会員が集まり、2時間被災地に届くようにお念仏をお称えしました。

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駅前には大勢の人々が行き交います。お買い物帰りと思われる主婦のお方・スーツに身を包んだお仕事中のお方。制服姿の学生さんがおこずかいの入った財布を広げてくださる。子供さんやお孫さんがお母さんから渡された硬貨を持ってニコニコ顔でやってくる。車椅子のお方や二本の杖で体を支えたお年寄りが、息を切らせながら戻ってきてご協力くださる。そんな浄財は39664円になりました。すべて熊本地震の復興義捐金として被災地に送らせていただきます。

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楽しそうにおしゃべりをしながら数人のお友達と歩く若い女の子のグループが、私たちの姿を見て
「え、何々。熊本地震やって。一年経ったんや。」
その場は足の運びを緩めることなく、通り過ぎた彼女らでしたが、その一瞬の表情の変化に何かしら思うところがあったのではないかと感じました。
この先、彼女らの思いが形になる機会がきっとあるはずです。

仏教の原点は苦しみです。苦しみがあるところに仏法が宿ります。人間は苦労した分だけ、人の痛みを分かることができます。
災害托鉢は追善回向のお念仏や義捐金勧募・喜捨も勿論ですが、それを通じて私たちが仏法を深め、善を修するきっかけとして有意義な活動であると改めて感じました。