【追記】弘法大師賞『方期戩穀』

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第48回高野山競書大会の「弘法大師賞」を奈良浄青会員の的場裕信上人が受賞したと先日ご報告しましたが、その受賞作を掲載致します。

『方期戩穀』(ほうきせんこく)

唐の顔真卿(がんしんけい)作の「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」の中にある言葉。「方に戩穀(せんこく)を期す」つまり、「まさに幸福を得るはずだ」という意味を表しています。

 

▼ 以下、受賞報告の引用 ▼

 

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◇ まさかの受賞、驚きを隠せず
 実家の寺の仕事を手伝うため、高校2年から真剣に書を始めました。大学院に通いながらなので制作時間が少なく、まさか受賞できるとは思いませんでした。過去に受賞した先輩方を思うと、恐れ多いです。将来は僧侶として、書を大切にし、その必要性を自分にしかできない方法で伝えていけたらと思っています。(的場上人)
◆ 毎日新聞の記事はコチラ

的場上人は佛教大学の大学院生として浄土教学を研究する中、書道についても研鑽を積まれています。様々な書道展で入賞歴のある的場上人ですが、今回の「弘法大師賞」受賞は格別の思いがあるとのことです。

弘法大師は真言宗を開かれた空海上人のことです。「弘法大師」という名は醍醐天皇から空海上人へ贈られた「大師号」であり、そのまま空海上人の呼び名になっているほど有名です。

浄土宗を開かれた法然上人も大師号を賜っています。しかも、8つも大師号を頂戴した唯一の僧侶です。「圓光」「東漸」「慧成」「弘覚」「慈教」「明照」「和順」「法爾」という8つの大師号があり、続けて「圓光・東漸・慧成・弘覚・慈教・明照・和順・法爾」大師とお呼びすることもあります。

そのようなことに思いを馳せながら、このたび的場上人が「弘法大師賞」を受賞されたことを喜び、弘法大師とのご縁に感謝する思いです。

なお、優秀作品は8月1〜15日、高野山の金剛峯寺で展示されますので、お時間のある方は是非ご覧頂ければと思います。